スイーツのトリビアを知りたい人必見!スイーツの豆知識をまとめてご紹介します。なお、スイーツトリビアの内容は、諸説ある場合もあるので、「こういう話もあるんだなあ」という気持ちで楽しんでいただけたら嬉しいです。
スイーツトリビア12選
ドーナツの穴の由来
ドーナツの穴は、19世紀半ばにアメリカの水夫であるハンソン・グレゴリーが考案しました。グレゴリーの母がドーナツを作る際、中心が生焼けのまま残る問題に直面しました。そこで、中心を抜くことで均一に焼けるようにし、偶然にも穴のあるドーナツが生まれたという説が有力です。
アイスクリームの起源
アイスクリームの起源に関しては複数の説があります。古代中国で牛乳やヤギ乳を使用した氷菓が存在していたという記録があり、それがアイスクリームの初期の形態の一つであった可能性があります。牛乳やヤギ乳に穀物粉を加えて加熱し、樟脳を加えて冷凍するという製法は、現代のアイスクリームに似た手法であり、古代中国での氷菓の一例とされています。
また、ペルシャのファールーデや古代ギリシャの雪に乳を混ぜた冷菓など、アイスクリームに類似した食品が古代のさまざまな文化で存在していたこともあります。これらの食品は、氷や雪を利用して冷やされたり、牛乳や果汁が組み合わされたりしており、アイスクリームの発展に影響を与えた可能性があります。
アイスクリームコーンはとうもろこし?
アイスクリームのコーンは、円錐形を指す言葉であり、小麦粉を主な原料として作られています。この円錐形のコーンは、ソフトクリームを振る舞う際に便利で、また食べる際にも手で持ちやすい形状をしています。
そのため、トウモロコシのコーンではなく、円錐形の容器を指す「cone」という単語が使用されています。
チョコレートチップクッキーの誕生
チョコレートチップクッキーは、1930年代にアメリカの料理家ルース・ウェイクフィールドによって偶然に発明されました。ウェイクフィールドは、クッキー生地に溶けるチョコレートを入れるつもりが、チョコレートバーを刻んで入れたところ、溶けずに固まったチョコレートチップができあがりました。
マカロンの起源
一つの説では、修道院で生活していた修道僧たちが、アーモンドと卵白を主な材料として使った菓子を作り、その形状が修道僧のヘソを模したとされる「マカローネ」と呼ばれるお菓子が起源だとされています。これが後にマカロンという名前になり、フランスで広まったというものです。
修道院での戒律の厳しい生活により、肉食が禁じられていたため、アーモンドと卵白という栄養価の高い材料が重宝され、マカロンが発達していったとも言われています。その後、フランスの貴族や富裕層の間で愛されるようになり、特に16世紀にカトリーヌ・ド・メディチがフランスに持ち込んだことで、マカロンが一層広まったとされています。
マカロンとマカロンの違い?
マカロンとマカロンは似ていますが、実は異なるものです。マカロン(macaroon)は、主にココナッツやアーモンドパウダー、砂糖などを混ぜて焼いた、甘くてふんわりした焼き菓子です。一方、マカロン(macaron)は、アーモンド粉、砂糖、卵白を主な材料とし、サンドイッチ状にしてクリームなどを挟んだフランスの菓子です。
ゼリービーンズの裏話
ゼリービーンズの起源は、17世紀のフランスの「ドラジェ」にあると言われています。ドラジェは、ナッツや種子などを砂糖やシロップでコーティングした菓子で、当時は貴重品として高級なお菓子とされていました。
しかし、ゼリービーンズの現代的な形状や風味が定着したのは、19世紀の終わりにアメリカでの改良によるものです。そのきっかけとなったのが、ボストンの菓子職人ウィリアム・シュラフトです。彼は小豆を模したゼリービーンズを作り、これを内戦時に兵士たちへと送ったと言われています。この小豆型のゼリービーンズは、兵士たちの間で人気を博し、その後一般市民にも広まりました。
ベルギーワッフルは2種類ある?
ベルギーワッフルには2つの主要な種類があります。ブリュッセルワッフルは薄くてクリスピーで、サクサクした食感です。リエージュワッフルは厚くて噛みごたえがあり、ふわふわした食感が特徴。日本で食べるワッフルは、リエージュワッフルが多いのではないでしょうか。
クロワッサンの起源
クロワッサンは、フランス語で “三日月” を意味します。
クロワッサンの起源に関して、1683年にウィーンで起きたトルコ包囲戦が関与しているというのは、一般的な説とされています。この包囲戦では、オスマントルコ軍がウィーンを包囲しようとしましたが、ウィーンの守備隊が勇敢に防衛しました。この戦いで、オーストリアのパン職人がトルコの旗である三日月を模したパンを作り、それが後にクロワッサンとして広まったという逸話が伝えられています。
その後、クロワッサンはマリー・アントワネット経由でフランスに伝えられ、フランスで広く愛されるようになりました。
チョコレートの歴史
カカオがメソアメリカで生まれ、マヤ文明やアステカ文明などの古代文明では、食用としてのみならず、通貨や儀式、さらには万能薬としても使用されていたことが知られています。
カカオの飲用としての歴史は、古代メソアメリカ文明にまで遡ります。すりつぶしたカカオ豆に水を加え、さまざまな香辛料や調味料を混ぜて泡立て、スパイシーでドロドロとした飲み物であるカカワトルが作られていました。これは当時のエリートや王族の間で特に愛され、重要な儀式や祝祭の際にも使用されました。
16世紀にスペイン人のコルテスによってアステカからスペインに持ち帰られたことで、チョコレートがヨーロッパに広まりました。スペインでは砂糖を加えて甘くするなどの工夫が加えられ、さまざまな飲み方が生まれました。甘くて温かい飲み物として人気を博し、その後チョコレートの生産や消費がヨーロッパ中に広がっていきました。
クッキーの語源
“クッキー”という言葉は、オランダ語の”クーク”が語源で、”小さいお菓子”を意味します。アメリカでは、17世紀のオランダ人が持ち込んだクッキーが非常に人気となり、その後アメリカで広く普及したと言われています。
世界最古のスイーツ
最も古いスイーツとされるのは、5000年前から食べられてきた、セアダスです。
セアダスは、イタリアのサルデーニャ島に由来する伝統的なスイーツで、クリスピーな外側に甘い中身が詰まっています。
セアダスの中身は、通常はサルデーニャの特産品であるペコリーノ・サルデオ(Pecorino Sardo)と呼ばれる羊の乳チーズと、甘みを加えるためにハチミツで作られます。これらが混ぜられ、生地で包まれて揚げられます。揚げることで、外側はクリスピーで、中身は温かくトロッとしています。
この歴史と伝統から、サルデーニャ文化の一部と見なされています。5000年前から食べられてきたというのは、その地域の食文化の古さを示すものでしょう。
スイーツトリビアを披露しよう!
いかがでしたか?スイーツトリビアは、スイーツの意外な歴史や裏話を知ることができて面白いですよね。気になったトリビアは、ぜひ深堀りしてみてくださいね!
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